昨夜は水戸で建築学会の講演会・懇親会があり、ビジネスホテル泊まり。そこで現在開催しておりました「茨城大学建築都市デザインレビュー」を朝一番で見てきました。
大学生の作品発表会ですね。
作品を見ていてびっくりしたのですが、現在の学生でも図面を手書きしている。もう、学生は手書きは無いだろうと思っていたのでびっくりです。展示されていたのは1・2年生の作品でしたが。でも、みんな図面下手ですねぇ。私の頃の方がもっとうまく描けていたような。まあ。これから先、手書きの図面を上手に描けても・・・。
卒業設計の展示もありました。こちらみなさんきれいにまとめられた作品展示で卒業の頃になると随分上手になるものだと感心しました。(手書き図面は無かったですが。)
卒業設計の中で関心した作品が2点ありました。
一つは「Rainy Musieum」と題された作品。高知の田んぼの中に小さな建物をいくつか配した作品でした。田んぼの中に建物。これってよいですねぇ。地方では農地はごく自然なこと。これを利用する提案はいい。あったら楽しいかも。観光目的じゃなく、地域の人達のために。でも、タイトルの意味がよくわからなかった。私の見方が違っていたかも。
もう一つは「スキマ」と題されていた作品。都市部の街中の隙間に学校を計画している。校舎は分散されているが本来の学校らしいのでは。どうも最近の学校はあの池田小事件以来、敷地周囲にフェンスを設けて「関係者以外立ち入り禁止」状態。教育ってのは教師の仕事じゃない。その地域に住む人たちの仕事。地域全体で子供を育てるもの。町中に校舎が点在していれば不便かもしれないが地域の人たちみんなで見守ることができる。あの事件以降に教育を受けてる学生の提案ってのがすごくいい。